Google Chartを使ったデータ分析

各年度の車種別生産台数の推移

出典:e-stat 自動車輸送統計調査 付表(2)総括表 自動車保有台数及び生産台数の推移

以上の4つのグラフは、およそ5年ごとの各年度の生産台数を車種別にあらわしたものです。 バスを除いて、平成18年度から平成23年度にかけて生産台数が減っているのは、平成20年度に起こったリーマンショックによる影響であると推測されます。 その中でもバスは、年度を追うごとに生産台数が増しており、その背景には、バスの主な用途たる旅客輸送と密接な関係にある、観光業に対するニーズの高まりがあると予想されます。

出典:e-stat 自動車輸送統計調査 営業用バス(乗合・貸切)都道府県別輸送量

上のグラフは各年度ごとの営業バスによる輸送人数の推移を表したものです。 元の数に対して変化の量が少ないため、分かりづらくなりましたが、全体を通してみると営業バスによる輸送人数は年々微増しているという結果となりました。 昔の年度から、バスの生産台数や輸送人数はコンスタントに増加傾向であるため、この先も増加を続けることが予想されますが、何か革新的なものがない限り、これらの数字が大きく伸びることはないかもしれません。

各輸送機関の輸送人数の割合

以下の図は輸送機関別の旅客輸送量を円グラフで表したものです。JRと民鉄を合わせて、旅客輸送量のおよそ8割を鉄道が占めていることがわかります。なお、残り20%を占める自動車の値には、乗用車とバスを合わせた値が入っております。旅客輸送量でみると、鉄道や自動車でほぼ全体を占めることとなり、航空機や旅客戦の輸送量はわずかであることがわかります。

出典:e-stat 輸送機関別旅客輸送量(全国輸送量)

訪日外国人の都道府県別訪問数

以下の図は平成28年度における、観光・レジャー目的の訪日外国人の都道府県別訪問数(回答数)を表したものです。主要な空港のある都市を中心として、その周辺の都市にも多く観光客が訪れていることがわかります。

愛知県やその周辺は中心都市の中では訪問数が少ないですが、中部運輸局では、近年「昇龍道プロジェクト」という日本の自然や歴史を巡るツアーの推進をしており、訪問数も伸びてきているとのことなので、今後に期待ができそうです。

出典:e-stat 訪日外国人消費動向調査2016

訪日外国人の旅行目的

下の図は2016年に訪日外国人が日本の観光で行ったことについて、複数回答を可としてアンケート調査を行ったものです。グラフを見てみると、日本食を食べる、温泉入浴、自然・景勝地観光などといった日本ならではの自然や文化を体感することを目的としている観光客が多いことがわかりました。

また、映画・アニメゆかりの地への訪問、いわゆる聖地巡礼や日本のポップカルチャーの体験を目的としている人も、全体の割合の中では少なめとはいえ一定数存在することがわかりました。Cool Japanとして漫画やアニメが推進されていってますが、それらの文化が徐々に外国にも浸透しつつあるように感じられました。

出典:e-stat 訪日外国人消費動向調査2016

訪日外国人の出発前の観光情報源

下の図は2016年において、訪日外国人がどのように情報収集を行ったかについて複数回答を可としてアンケート調査をしたものです。各種HPやSNSなど、主にインターネットで情報収集を行っていることがわかります。グラフの項目内で注目すべきは個人ブログやSNS、親族や知人への聴取が特に高いという点だと思います。これらは、それぞれ個人の体験をもとに描かれたもので、おすすめ観光地の感想だけではなく、観光局や施設の紹介ページに載りきらないような細かいことまで書かれてる場合もあります。こうした実体験をもとにしたライブ感のある情報が安心感や旅行を楽しみにする気持ちを生むのではないかと思います。

出典:e-stat 訪日外国人消費動向調査2016